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来年の楽しみ 〜その2

年明け早々1月6日から、東京・上野でボッティチェリ展!

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世界各地から20点以上のボッティチェリ作品が集まる一大回顧展になるそうです。

「春〜プリマヴェーラ」「ヴィーナスの誕生」の2点は、『イタリア国外持ち出し禁止作品』に制定されているので、残念ながら来日しません。

(しかし、持ち出し禁止になっている作品全23点のうち、レオナルドの受胎告知とティツィアーノのウルビーノのヴィーナスが謎の来日を果たしている実績あり、、)

上の絵は今回出品される「美しきシモネッタの肖像」。

シモネッタは当時フィレンツェを治めていたメディチ家のロレンツォイルマニーフィコの弟・ジュリアーノのお相手でした。

でも彼女は既婚であり、叶わぬ恋。

あゝ、無念。
ジュリアーノはせめて彼女の美しさを自らの元にとどめておきたいと思い、ボッティチェリに描かせたのでしょうか。

、、、否、現代の軽薄な価値観でこの時代を理解しようとしてはならぬ^^;。

当時はフランスで生まれた『宮廷風恋愛』スタイルがイタリアの貴族階級でも流行っていました。
それは叶わぬことを前提としたもので、既婚女性に向けられた成就のない恋愛。

叶わないことを知りながら、またそうであるからこそ、その女性に精神を捧げることで、自分の人格を高潔化することができるという意義があるそうです。

日本にもAKBとかに帰依している方々がたくさんいますけど、どう見ても高潔そうじゃないですねぇ
(−_−;)。

とにかく、この恋愛スタイルは絶対にして崇高なる精神愛を説く新プラトン主義と結びついて、世の気位の高い男性に広く流行したそうです。

ジュリアーノにシモネッタ。
ダンテにベアトリーチェ。
ペトラルカにラウラ。

といった具合。

さて、この作品ですが、じつは日本の丸紅株式会社がバブル時代に買って、現在もその役員フロアを飾っているとかいないとか。
で、今回のような特別展にだけ一般公開されるお宝です。

うーん、こんな貴重で素晴らしい作品を常設で展示しないって、どうなのよ?

保存上、警備上の問題とかあるからだとは思いますが、ルネサンスがその若く強烈な光を放っていた時代を象徴するかのようなこの作品を、日本でいつでも観ることができるようになったら素晴らしいと思うんだけどなあ。




by carlee_trastevere | 2015-12-09 13:40 | 日本・東京

非妥協派

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もうすぐモネ展。


ずっとお天気が悪く気分も落ち込みやすいので、モネのような明るい絵画を見てリフレッシュしたいところ。
寒いのか蒸し暑いのか、身体がうまくフィットしませんなあ。
・・・はあ。


さて、この看板になっている『印象・日の出』。
しみわたるようは清々しい作品自体の魅力のほか、印象派誕生のきっかけとなった作品らしく、美術史的に重要なのだそうです。

モネ自らがこの作品に『印象』という言葉を与え展覧会に出品されると、パリの辛らつな記者は、

確かに、印象しか描いてないし!

爆笑!!

とこき下ろし、蔑称として『印象派』という名前が付けられました。
そして当人たちもその蔑称を気に入って、以降自ら印象派と名乗るように。

結果的に彼らのセルフブランディングが成功したわけだけど、こき下ろしたつもりの記者氏の歯軋りがあの世から聞こえてきそう。

まあ、このエピソードはわりと有名で以前から知っていたのですが、では『印象派』と名付けられる前はどう呼ばれていたかと調べてみたら、『非妥協派』とかいう何とも物々しい名前が (゚o゚;;。
柔和な画風からは全く想像できません。

旧態依然のサロンに反旗を翻し、全く新しい絵画を生み出そうとしたモネたちは、急進的な左派が暴走しているように映ったのでしょう。

19世紀末当時は、政治と芸術がまだ固く結びついていたのですね。
それからまだたったの100年ちょいしか経っていないのが信じられません。




・・、モネ展は上野の東京都美術館で19日から。

私は前夜の内覧会に行ってきます〜。






by carlee_trastevere | 2015-09-08 16:27 | 日本・東京

Il David con・・・・?

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フィレンツェのアカデミア美術館の館長にドイツ人が就任することが決まり、納得できないイタリア人によってダヴィデ像がこんなことになってるコラ画像が、、。

今回、イタリアの国立博物館・美術館の館長20人が一新され、そのうちなんと7人が外国人だそうです。そして、このアカデミア美術館とウフィッツィ美術館の新館長2人ともがドイツ人。

私がフォローしてるアート系のサイトでも、この決定に対して批判的なコメントが圧倒的で、イタリアの恥だとか、国家の陰謀だとか、。
(語学力に問題有りなのできちんとよく読めたわけじゃないですけどね^^)

ルネサンス発祥の地であり、名もなき造形職人から「芸術家」を誕生させた国として、芸術文化に関わる人間は、そのDNAを受け継ぐイタリア人でなければいけないのでしょう。

そして、特にフィレンツェはその拠点だから、イタリア人にこだわる気持ちはわかります。

私だって正直言って、相撲の横綱は日本人がいいですよ。)


でも、そんなに大騒ぎするほどの話でもなく、

変わる必要があるから、変えた。

というだけでは?

イタリアの博物館・美術館はコレクションの壮大さに「運営」の意識が追いついていないと思っていたので、今回の人事をきっかけにして少しでも改善されることを期待しています。

(ウフィッツィのナターリ館長は館の改装計画に精力的に動いていましたが)

とにかく館のウェブサイトくらい見やすくつくってほしい!
最後に更新したのいつよ???っていうの、けっこうあるから(笑)


自分の国を誇るのは当然。自国の伝統を守るのも当然。
でも、その伝統をより良く発展させるためには、
他者を受け容れる寛容さも当然必要ですよね。

世界で訪れるべき美術館ランキングでイタリアの美術館が他国に遅れをとっているのなら尚更、変える決断が必要だったと思う。

あと何年か経って、あの時大騒ぎしたけど、イタリアにとってはやっぱり良かったよね、という結末になるといいですよね。


ところで、サンダルに靴下を履かせるとドイツ人って、世界共通認識なのでしょうか?




by carlee_trastevere | 2015-08-28 18:30 | なんとなく

もっと常設展を楽しもう

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上野の国立西洋美術館の常設展示を見てきました。
値段がお手頃なので、給料日前によく行っています。
なによりコレクションが素晴らしい!
後期ゴシックの祭壇画から印象派、近現代アートまで、本当に充実しています。ルーベンスもありますからね。
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それなのに、この空き具合、、ゆっくり観られて良いんですけどね。

混んでる展覧会だとスルーしてしまいそうな小さな作品にも目がいき届くので、思いがけず新しい感動を得られたりします。
ひとつひとつ丁寧に、作品に向かいあえるのが嬉しい。
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最近新しくコレクションに仲間入りしたアンドレア・デル・サルトの聖母子。
16世紀初めの作品です。もはや妖怪じみた聖母子像は彼のトレードマークになっています。
アンドレアの工房はポントルモとロッソフィオレンティーノを輩出していて、彼らはマニエリスム1期生と言われる画家たち。
アンドレア自身は残念ながら40代半ばでこの世を去ってしまったけれど、彼の工房にはフィレンツェが200年以上をかけて獲得したルネサンスの伝統を潔く"捨て去る"機運があったのでしょう。

最近はルネサンスの始まりよりも、その終焉のほうに興味があって、、

あ〜フィレンツェ行きたいなあ。

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モネの部屋にて。
モネ展なんかやろうものなら入場規制かかるほど混むのに、ここもほぼ無人状態。

どいつもこいつも、モネモネ言いやがる、、と昔は思ってたけど、こうやってゆっくり眺めるとやっぱり良いなあ。

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入口から出ます(笑)

今回は絵画ばかり観てたけど、今度はロダンの彫刻もしっかり観てみたいです。

西洋美術館の常設展示、本当におすすめですのでゆっくり観に来てくださいませ。



by carlee_trastevere | 2015-08-24 14:25 | 日本・東京

知らぬがブッダ

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今日は会社の暑気払いでタイ料理の会でした。


でも、残念ながら私は参加できず。


というか、







誘われてないんですけどね。

さっき知ったし。







ahahaha、


σ(^_^;)σ(^_^;)





・・・・さて、帰宅したらつい先週ネットで注文した本ががイタリアから届いていました。
きっと忘れた頃に届くと思っていたから嬉しい誤算!
暑気払い呼ばれなかったことも忘れられそう!
(けっこう根に持ってる)
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去年フィレンツェで開催されたポントルモとロッソ・フィオレンティーノの展覧会の図録で、否定的に捉えられがちな「マニエリスム」の作品に、新しい視点を与えてくれそうです。
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登場人物全員が3日徹夜したかのように見えて、逆に目が離せません。

なぜこんなアグリーな作品が生まれて受容されたのか、、これからじっくり図録を読み進めたいと思います。
楽しみだ〜。


今頃みんなカラオケかなー。
by carlee_trastevere | 2015-07-24 22:09 | 日本・東京

来年の楽しみ

日本でカラヴァッジョ展!!!
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今年グエルチーノが来て、バロック絵画の明と暗、静と動のアンビバレントな魅力に改めて心を揺さぶられたところだけど、まさかカラヴァッジョが来るとは!!

しかも2回目なんですよね、前回は白金の東京都庭園美術館でした。
今回は上野の国立西洋美術館、どんな作品がくるのかな。
公式HPに載っている「エマオの晩餐(ミラノ版)」(写真)と「女占い師」は確定ということで宜しいのでしょうか。
楽しみです。

「カラヴァッジョ好きです」と言うひとは、大抵病的レベルで好きだから(笑)、
病的な熱気に包まれた展示会場の雰囲気も味わいたいと思います。
by carlee_trastevere | 2015-07-15 12:47 | 日本・東京

映画 「画家モリゾ、マネの描いた美女〜名画に隠された秘密」を観てみた

公開したらすぐ観に行こう!と思っていながらも、なかなか足が向かなかったのですが、今日やっと行ってきました。
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恵比寿ガーデンプレイスにある映画館です。なんか急に暑くなったからか、人出も疎ら。このもわっとした大気、日本の夏ですね。。

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美術好きではなくても、この絵なら何処かしらで見たことがあるのでは?
印象派の画家・マネが描いた同時代の女流画家ベルト・モリゾの肖像画。

あ、ここからはネタバレありですよ^^;。

この映画は彼女の画家としての半生を描いているのですが、そこで避けられないのが師匠とも言うべきマネの存在。
以前にもモリゾ関係の本は読んだことがあって、まあ、決定的な男女関係があったとは言い難いにしても、「何かしら」あったのは事実のようで、映画ではどう描かれるのか楽しみでした。
結果、ほんとうに微妙な関係。
男女として、画家同志として、惹かれあっているのは明らかなのに。
まあ、月9ドラマにもよくある展開に思えなくもないですが^^;、こちらはさすがの凛とした緊張感で描写されていました。

マネとの関係と折り重なるように、彼女の女性画家としての苦難や葛藤、同じく画家を志した姉との絆、厳しい両親への反発ともどかしさがもあり、なぜか身につまされるような思いに浸ってしまいました^^;。
隣に座ってたおばちゃんもウンウン頷いてたし。

物語はベルトがマネの弟と結婚し(複雑だなあ)、第一回印象派展に参加して徐々に自信に溢れた画家になっていくところで終了。
第一回印象派展自体は酷評されたけど、「無視されるより良い」というマネ兄のセリフに一同納得していました。

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さて、蒸し暑くて喉乾いたので泡もので少し休憩。
最近はコンセント配備のカフェが当たり前なのですねえ。

私は印象派の絵がそれほど好きなわけじゃないのですが、印象派誕生の背景や画家たちの人間模様とかを考えながら鑑賞すると、またちょっと面白くなりますよね。
久しぶりにパリのオルセーとかでゆっくり観たいなあ。
by carlee_trastevere | 2015-07-12 22:00 | 日本・東京

動物礼賛

表参道の根津美術館へ。
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自然の素材を無理なく使った、隈研吾の建築らしいエントランスまでのアプローチ。

神聖な場所へ向かうような緊張感。

・・・カツ、カツ、カツ・・・



自分の靴の音の響きもまた、緊張感を高まらせる。



・・・・・・



・・・と思っていたら、後ろの奥様方の大歓声で、すぐにかき消されてしまいました^^;。

元気だなあ〜〜。

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はあ、、

さて、目的はこの特別展覧会「動物礼賛」

小動物とか好きなもので、、この類の展覧会はけっこう行きます。

岩合光昭さんの猫写真展とか^_^。

今回の目玉作品は、ポスターにもなっている「双羊尊」という羊が左右対称に配された酒器で、この世に現存するたったの二体が同時に見られるという奇跡的な機会!
一方は大英博物館から、もう一方は根津美術館所蔵とのこと。

両方とも紀元前13世紀〜紀元前11世紀頃の作品と考えられていますが、微妙な作風の違いなど、詳細は謎に包まれているそうです。

ポスター向かって左の方が大英博物館蔵のもので、フォルムがより写実に近づいています。対して根津美術館蔵の作品は、フォルムは単純だけど、刻まれた文様がより凝ったものになっていて、見比べながら感心していたのですが、さっきの奥様方が展示室でも大騒ぎで、あまり心穏やかに過ごせませんでした〜。
喋らないで、とまでは言わないけど、もう少し控えめに頼みます。。

この羊さんたちの他、工芸品や屏風、絵巻物に現れた動物たちを満喫。

特に興味深かったのは、「仏涅槃図」

写真が貼れないようになっていて残念ですが、お釈迦様の入滅が描いたシーンです。
西洋美術でいうところの、「ピエタ」ですかね。
でも、それとはちょっと違っていて、お弟子さん等人々だけではなく、動物や昆虫までもが集まり、様々な表情で嘆き悲しんでいました。
どこかユーモラスで、真に迫るような動物たちの仕草や表情が印象的でした。

さて、そろそろ騒がしい展示室を脱出してーー、
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ミュージアムカフェ「Nezu Cafe」へ。
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冬季限定のホットアップルパイ!!
バニラアイスクリームと一緒に食べて、恍惚 (#^.^#)。
さすが人気のようで、私が注文した後すぐに売り切れになっていました。

間に合って良かった!!

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カフェの外は庭園になっています。
写真ではわかりにくいけど、梅の花が咲き始めていました。

寒さはまだまだこれからが本番ではありますが、こうして小さく可愛らしい梅の花を眺めていると、なんだか救われた気分になります。

「動物礼賛」展は2月22日まで。

芸術にあらわれた生きとし生けるもの達を愛でに行かれてはどうでしょうか〜☆
by carlee_trastevere | 2015-01-26 17:05 | 日本・東京

マントヴァに憧れて その4〜結婚の間に憧れて

雪の長野から再びイタリア・マントヴァへ。

滞在時間1時間半を切ったところで、すでに重たくなってきた足を引きずりながらドゥカーレ宮殿に到着。
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ピシっと背筋が伸びるような雰囲気。。。
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ドゥカーレ宮殿見学の目的は、アンドレア・マンテーニャの大傑作『結婚の間』を見ること!
長らく修復中でしたが、夏から秋にかけての観光シーズンということで、特別に開室していました!
『結婚の間』は、『夫婦の間』とも呼ばれていますが、結婚式場ではなく、接見室としての利用されていたそうです。
他国の大使等を迎え入れる部屋ですから、国としての立ち位置をしっかりと表明する部屋として 、その「しつらえ」は重要ですよね。

画家マンテーニャはその重要性を理解した上で、革新的な着想、技術で、この部屋を完成させました。
1465年から1474年という約10年の歳月をかけての大事業です。
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この何やら素敵な廊下を通って、、、
結婚の間とうちゃく。
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部屋全体がわかる引き写真がなくてすみません。
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まずはこのマントヴァ当主・ゴンザーガ宮廷の集団肖像画。
注目すべきは、宗教画に宮廷の人々を紛れこませて描くという形式ではなく、 純粋な肖像画の形式をとって描かれた点。
古代ローマ時代のコインのように、支配者は横顔で描く!という当時の常識を打ち破って 、正面もしくは斜めからも描いて動きを出している点。
そして、遠近法を駆使している点。
遠近法は14世紀にすでにジョットらによって広められていましたが、宮廷内ではいまだにゴシック的な 伝統が強く、遠近法を使って写実的に描かれることは稀でした。

さて、この場面は左に座っているゴンザーガ家当主ルドヴィゴに秘書が歩み寄り、次男のフランチェスコが一家で初めてバチカンの枢機卿に選出されたことを報告しているところと言われています。
これによって、ゴンザーガ家の政治的な成功、栄華を示しているのでしょう。
秘書がすぐ脇から急ぎ入ってきて、カーテンを開けているような動きが感じられますね。はみ出した右足がポイント。
右側でも、柱の前を横切って歩き回る廷臣(?)たちとか、面白い。
建築空間と一体となってイリュージョンな絵画世界と創り出したマンテーニャ、BRAVO!
それから、真正面を向いた一際小さい女性(?)は、所謂「忌み者」と呼ばれる人。
ベラスケスが描いた「ラスメニーナス」を思い出します。
あと、犬がかわいい。つぶらな瞳とか、ちょこんと出た前足が好き。ルビーノという名前らしいです。

おっと、既に長々と書いてしまったので、続きはまた後日〜(^◇^;)。。
by carlee_trastevere | 2015-01-06 12:54 | イタリア

マントヴァに憧れてその3 ~名物菓子と進撃できない巨人

クリスマスは人生初のプチオペラ鑑賞、土曜日はオペラのアリアを聴くコンサートへ行ってきました。
いままで全く興味わかず、全く意味わからずで、オペラと聞けばスルーーー
してきたんですけどね、ここ数日の経験でオペラちょっと面白そうじゃん!と思いました。
来年の目標はオペラ鑑賞入門ですかね。
しかし、取り巻きの奥さま方のパワーたるや凄まじい。エネルギー吸い取られてどっと疲れました。ひえええ。
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そして早速、マントヴァのリゴレットの家
えーーと、ジュゼッペヴェルディ作のオペラ・リゴレットに登場する
道化師リゴレットの家とのことです。
即、通過。。。。
オペラファンにとってはきっと必見の場所なのでしょうね。。

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人通りもだいぶ多くなってきた時間。
マントヴァの街を囲む湖上でクルージングや周囲をお散歩なんていう優雅は風景もちらほら。
いいなあ、やっぱ旅は急がず焦らず、時間を忘れてゆっくり楽しみたい。

ここで友達に連絡しなくちゃいけない時間になって、
wifiあるよと書いてあるカフェに入ってメールしようとしました。
いざ店員さんにパスワード聞いてみたら、「いま使えないの」だと。。
なんだよ、、どうせ今だけじゃなくてずっと使えてないんでしょ。

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仕方ないんでカフェ・フレッドで水分補給して休憩。当然、ド●ールコーヒーより美味しい。

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ドゥカーレ宮殿のあるソルデッロ広場の隣にある
お菓子屋さん、PAVESI。
イタリアに出発する少し前に出たクレアトラベラーがイタリア特集で
珍しくマントヴァも色々と紹介されていました。
そして、このPAVESIがマントヴァを代表する歴史あるお菓子屋さんとして掲載されていました。

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おお、さっそくウィンドーに飾られていますね。
ただ、日本人の観光客はとても少ないのがマントヴァ。飾っておいても誰も理解してくれないのではないかと心配になったりする。
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ぶれ過ぎで失礼します。お店のおじさんに「この雑誌見て来たよ」と言いながら買ったのがトルタ・スブリソーナという、このお店一番の名物焼き菓子。
クレア記事に書いてあった通り、カリカリ、サクサクと食べられて美味しかったんですけど、
口に合うかと聞かれたら、そうでも無かったです。。ごめんなさい。
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PAVESIを挟んで、こちらは庶民の広場・エルベ広場です。
日曜日ということもあって、オーガニックワイン等、食についてのイベントが開催されていました。

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サンタンドレア教会。
フィレンツェやローマで活躍したレオン・バッティスタ・アルベルティが設計したルネサンス様式の教会です。
教会前の道が狭くてファサード全体が撮影できず残念。修復中だし。。

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内部にはマントヴァ宮廷で画家をつとめていたマンテーニャの墓もありましたが、見学は不可でした。
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旧市街に別れを告げて、歩いて25分ほどのところにある、テ宮殿へ向かいます。
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途中、アルベルティが設計したサンセバスチャーノ教会を通過。ザ・ルネサンス的な、古典的な建築ですね。

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テ宮殿は、イザベラデステの息子・フェデリコ2世が愛人と過ごすために建てた夏の離宮。
しかし、その工事が完成の頃には既に2人の関係は終わっていたようです。
嗚呼、気まぐれかな男女の仲。
設計から装飾までを一任されたのはラファエロの一番弟子であるジュリオ・ロマーノ。
おそらくラファエロの死後(1520年)間もなく、マントヴァ宮廷に招かれたと思われます。
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馬の間。マントヴァは名馬の産地だったそうで、毛艶がよく、ほどよく引き締まった名馬の絵画で飾られています。
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端正な駿馬たちから一転、なにがなにやらわからないワンダーランドのはじまり、愛と狂気の間。
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鷲はゴンザーガ家の紋章。
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ますます目がまわりそうな巨人の間。
神々と巨人族の戦いを描いているそうです。
中央のユピテル神は、この宮殿を訪問予定の神聖ローマ皇帝カール5世をモデルにしたとのことで、
巨人族は敗北を喫します。
蛮族を倒したオレ、ユピテル。カール5世は悪い気はしないでしょうね。
なんという外交戦略!
やはり、大国に囲まれた小さな公国はあの手この手の政策を駆使して生きていったのでしょう。

もくもくもくもく、ごろごろごろごろ。。。私は三半規管弱いので、こういうの勘弁してもらいたし。
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苦しみ悶える、巨人族。 ものすごい圧迫感。頼むから下に落ちてこないで。
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しかし、暑い。 さすがイタリアの日差しはキツイです。
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暑いながらも、しばし気分が和らぎそうなお庭。
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さっきの巨人より、こっちの文様の方が落ち着きますね。

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マントヴァが湖に囲まれている街だと思い出させてくれる風景。ヨーロッパっぽい風景ですよね。
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さて、あっという間に旧市街へ戻ってきてしまいました。
滞在時間はあと1時間半!次はドゥカーレ宮殿に向かいます。







by carlee_trastevere | 2014-12-29 17:12 | イタリア