人気ブログランキング |

ボローニャ国立絵画館・珠玉の一枚 その2

週末に往復運賃330円かけて重い古本をせっせと売りにいったら、買い取り価格130円でした〜〜〜。。200円の損失 (/ _ ; )。

ま、そんなもんですね。あとで誰かに読んでもらえるかもしれないと考えたら、自分で捨てるよりずっと良いですね。

さてさて本日は、マスターピース オブ ボローニャ国立絵画館第2弾です。
a0175854_16344096.jpg

 パルミジャニーノ 
聖母子と聖女マルゲリータ、聖ペトロニオ、聖ジローラモ

あの、ごくたまにパルミジャーノと書く人を見かけますが、正しくはパルミジャニーノですから(⌒-⌒; )。

友人マリアと日本語イタリア語を織り交ぜつつ「北海道と沖縄どっちが楽しいと思う~?」みたいなこと喋りながら見て回ってたら、この絵の前を素通りしてしまってですね、、
シニョーラ(監視員さんじゃなくてお客さん)が、「ちょっとあんた達、この絵見なくちゃダメよ、ダメダメ!」
と指摘してくれて、そっそれはどうもご親切に、と相成りました。。

この絵はマニエリスムの鬼才・パルミジャニーノがボローニャ滞在中、聖マルゲリータ教会のジュスティ礼拝堂のために描いた作品。
よって、聖女マルゲリータが主演となって幼児キリストと親密に視線を交わし合う場面が描かれています。
美術館に納まってしまうとわからないけど、注文主や注文の目的、来歴を考えるのはけっこう大事。
ルネサンス以降、芸術家たちがそれなりの地位を得て、自分の個性を作品に反映できるようになったとはいえ、
それでもまだ注文主が大事!画家が自分の描きたいものを描くようになるのは、ざっくり印象派以降です。 

もう少し丁寧に絵を見てみると、パルミジャニーノに御馴染みーの(偶然語呂が良かったです、はは)、モデルの女の子が天使として 親しみやすくも「何かを知っている」ような、挑みかけるような微笑みを浮かべて描かれています。カポディモンテ美術館の「アンテア」にもよく似ていますよね。
彼女はパルミジャニーノがローマで出会った高級娼婦とも恋人とも言われていますが、パルミジャニーノ自身はゲイだったとも言われており、 真相はわかりません。

相変わらず人体は引き伸ばされて、聖母マリアはこれ立ち上がったら巨人だよな~と思いつつ、 マリアから聖マルゲリータへ流れるようなS字曲線が綺麗。最後に鑑賞者の視線が聖マルゲリータにとどまることも、聖マルゲリータに捧げられた教会という意味でも大事だったのでしょうか。

優美で繊細にして不思議なパルミジャニーノの世界。こういう現実と幻想が入り混じった作品て好きです。


この絵に気が付かせてくれたシニョーラに感謝しないとですねσ^_^;。



by carlee_trastevere | 2014-12-15 16:18 | イタリア
<< マントヴァに憧れて その1 〜... ボローニャ国立絵画館・珠玉の一... >>