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光のスペクタクル

なんとな~く、おパリで見た教会とステンドグラスをご紹介します。

★サント・シャペル(1248年完成)
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降ったりやんだり曇ったりのグズグズな寒空の下、2時間近く並んで見たものは~

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光り輝く色彩のシャワー。外はあんなに曇ってて寒かったのに、ここは天国か極楽浄土かと思うくらい、うっとりな空間でした。旧約・新約の聖書の場面が描かれていて、文字の読めない市民に対して聖書の教えを「絵解き」したのですね。私も最初はガイドブックを見ながら、聖書どの場面をあらわしてるのか確認してましたけど、あまりにも多いので途中でリタイアしてしまいました~。
それにしても、さすが、美の都・おパリの中でも、屈指の美しさを誇るステンドグラスです。こんなに上品に華麗に魅せるのって、凄いよね。わが国の大晦日に登場する、何がなんだかわからない派手なだけの衣装の歌手(約2名)にも、教えてあげたいです。あれはあれで嫌いじゃないけど。
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ちなみに、ここサント・シャペルは、「キリストの荊」を安置するために建てられたそうです。更にもとをたどれば、「キリストの荊」を所有していたおフランス貴族が、(私が大好きな)ヴェネツィア共和国からの借金のため、これを担保として差し出さなければいけなかったところ、おフランス王が債務を肩代わりしてくれて、「キリストの荊」も晴れておフランスのものとなったらしい。もしも、王が肩代わりをしなかったら、今ごろ「キリストの荊」はヴェネツィアのサンマルコ寺院で見ることができたかもしれません。いずれにしても、、「キリストの荊」は、大革命を経て、もはやここにはなく、ノートルダム大聖堂に納められているそうです。

★ノートルダム大聖堂(1300年ごろ完成)
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はい、ここが「荊」のあるノートルダム。「キリストの荊」は、カトリック教会での特別な日にだけ公開されているみたいです。
さて、ノートルダムっていうのは「Our Lady」を意味して、聖母マリアに捧げられた大聖堂ということですね。中世の終わりごろ、おフランスでは、聖母マリア信仰が盛んで、各地に聖母マリアに捧げる大聖堂が建てられたのです。まあ、世紀末の最後の審判に対する恐れや、異教徒を駆逐するための十字軍遠征、そのつまずき等が続いて、マリアの母性的な癒しが必要だったのでしょうね。聖母マリアは、人間と神との「優しいとりなし役」として、現れてくれたのです。

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ナポレオンも、ここで戴冠式をしましたね。法王を差し置いて、自分でジョセフィーヌに戴冠しちゃあ、だめじゃないのか?(しかも3割増しくらいでかっこ良く描いてもらってる)

それ以外でも、ジャンヌダルクの復権裁判など、重要な儀式が数多くここで執り行われてきました。ノートルダムには、フランスの酸いも甘いも(?)、いろんな歴史が詰まってますね。

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信仰の色・青を基調にしたステンドグラスが美しいです。
・・・いや、なんでこんなに残念な写真しかないのかしら?
ごめんなさい。ほんと凄く綺麗だったんですけどね。。サント・シャペルのまぶしいくらいの光とは違うけど、気分がすぅ~~っと浄化されるような、、そんなステンドグラス。
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こちらも残念気味ですが、「聖母マリアのポルタイユ」という、3つの正面入口の1つです。完成当初から、「美しい!」と評判で、彫刻師たちのお手本となっていたそうです。(一説には悪魔が彫ったとか)キリストのもとへ昇ったマリアに、天使がちょこんと戴冠する、この場面。荘厳だけど、可愛らしいですね。ナポレオンにも、ぜひ見て欲しかった一枚だわ。

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おパリの教会とステンドグラス、もう少しだけ続きます~。
by carlee_trastevere | 2011-05-02 00:20 | フランス
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