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マントヴァに憧れてその3 ~名物菓子と進撃できない巨人

クリスマスは人生初のプチオペラ鑑賞、土曜日はオペラのアリアを聴くコンサートへ行ってきました。
いままで全く興味わかず、全く意味わからずで、オペラと聞けばスルーーー
してきたんですけどね、ここ数日の経験でオペラちょっと面白そうじゃん!と思いました。
来年の目標はオペラ鑑賞入門ですかね。
しかし、取り巻きの奥さま方のパワーたるや凄まじい。エネルギー吸い取られてどっと疲れました。ひえええ。
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そして早速、マントヴァのリゴレットの家
えーーと、ジュゼッペヴェルディ作のオペラ・リゴレットに登場する
道化師リゴレットの家とのことです。
即、通過。。。。
オペラファンにとってはきっと必見の場所なのでしょうね。。

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人通りもだいぶ多くなってきた時間。
マントヴァの街を囲む湖上でクルージングや周囲をお散歩なんていう優雅は風景もちらほら。
いいなあ、やっぱ旅は急がず焦らず、時間を忘れてゆっくり楽しみたい。

ここで友達に連絡しなくちゃいけない時間になって、
wifiあるよと書いてあるカフェに入ってメールしようとしました。
いざ店員さんにパスワード聞いてみたら、「いま使えないの」だと。。
なんだよ、、どうせ今だけじゃなくてずっと使えてないんでしょ。

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仕方ないんでカフェ・フレッドで水分補給して休憩。当然、ド●ールコーヒーより美味しい。

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ドゥカーレ宮殿のあるソルデッロ広場の隣にある
お菓子屋さん、PAVESI。
イタリアに出発する少し前に出たクレアトラベラーがイタリア特集で
珍しくマントヴァも色々と紹介されていました。
そして、このPAVESIがマントヴァを代表する歴史あるお菓子屋さんとして掲載されていました。

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おお、さっそくウィンドーに飾られていますね。
ただ、日本人の観光客はとても少ないのがマントヴァ。飾っておいても誰も理解してくれないのではないかと心配になったりする。
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ぶれ過ぎで失礼します。お店のおじさんに「この雑誌見て来たよ」と言いながら買ったのがトルタ・スブリソーナという、このお店一番の名物焼き菓子。
クレア記事に書いてあった通り、カリカリ、サクサクと食べられて美味しかったんですけど、
口に合うかと聞かれたら、そうでも無かったです。。ごめんなさい。
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PAVESIを挟んで、こちらは庶民の広場・エルベ広場です。
日曜日ということもあって、オーガニックワイン等、食についてのイベントが開催されていました。

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サンタンドレア教会。
フィレンツェやローマで活躍したレオン・バッティスタ・アルベルティが設計したルネサンス様式の教会です。
教会前の道が狭くてファサード全体が撮影できず残念。修復中だし。。

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内部にはマントヴァ宮廷で画家をつとめていたマンテーニャの墓もありましたが、見学は不可でした。
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旧市街に別れを告げて、歩いて25分ほどのところにある、テ宮殿へ向かいます。
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途中、アルベルティが設計したサンセバスチャーノ教会を通過。ザ・ルネサンス的な、古典的な建築ですね。

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テ宮殿は、イザベラデステの息子・フェデリコ2世が愛人と過ごすために建てた夏の離宮。
しかし、その工事が完成の頃には既に2人の関係は終わっていたようです。
嗚呼、気まぐれかな男女の仲。
設計から装飾までを一任されたのはラファエロの一番弟子であるジュリオ・ロマーノ。
おそらくラファエロの死後(1520年)間もなく、マントヴァ宮廷に招かれたと思われます。
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馬の間。マントヴァは名馬の産地だったそうで、毛艶がよく、ほどよく引き締まった名馬の絵画で飾られています。
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端正な駿馬たちから一転、なにがなにやらわからないワンダーランドのはじまり、愛と狂気の間。
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鷲はゴンザーガ家の紋章。
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ますます目がまわりそうな巨人の間。
神々と巨人族の戦いを描いているそうです。
中央のユピテル神は、この宮殿を訪問予定の神聖ローマ皇帝カール5世をモデルにしたとのことで、
巨人族は敗北を喫します。
蛮族を倒したオレ、ユピテル。カール5世は悪い気はしないでしょうね。
なんという外交戦略!
やはり、大国に囲まれた小さな公国はあの手この手の政策を駆使して生きていったのでしょう。

もくもくもくもく、ごろごろごろごろ。。。私は三半規管弱いので、こういうの勘弁してもらいたし。
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苦しみ悶える、巨人族。 ものすごい圧迫感。頼むから下に落ちてこないで。
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しかし、暑い。 さすがイタリアの日差しはキツイです。
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暑いながらも、しばし気分が和らぎそうなお庭。
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さっきの巨人より、こっちの文様の方が落ち着きますね。

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マントヴァが湖に囲まれている街だと思い出させてくれる風景。ヨーロッパっぽい風景ですよね。
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さて、あっという間に旧市街へ戻ってきてしまいました。
滞在時間はあと1時間半!次はドゥカーレ宮殿に向かいます。







by carlee_trastevere | 2014-12-29 17:12 | イタリア

谷根千適当さんぽ

ヴェネツィアのカ・フォスカリ大学から日本に留学中のAちゃんが、うどん大好きらしいので、それならばと東京根津の名店に一緒に行こう〜〜、
と約束したものの、直前になって延期に。
前日から既にそこのお店のうどん食べることで頭いっぱいだったもんで、ランチにひとりで行ってきました。
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『釜竹』http://kamachiku.com/
東京メトロ千代田線根津駅から歩いて5分くらい。
20人くらいの行列、30分以上待ちました。大人気で海外からのお客さんも多い。
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店内から見える中庭が綺麗です。右の趣きある木造の建物はなんと老人ホーム!!お、お高いんでょうねぇ。。
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そして昼から日本酒!モッツァレラみたいなのは自家製胡麻豆腐です。山葵醤油で食べて美味。
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釜揚うどん美味しい!
一見しょっぱそうな出汁は風味豊かで薬味と合わせるとまた此れまた美味しい。身体も温まります。Aちゃん来れなくて残念だわ。
斜め前のアメリカ人と思われる兄さんが、上手にお箸を使ってはいるのだけど、うどんを一気に出汁のお皿に移そうとして大失敗してました。

これ以上書くと某グルメ検索サイトの口コミ化するので、ここで終わり。
あの口コミもだいぶポエム化してきてますよね(^_^*)。

江戸っ子たる者、無駄な長居は無用。お店を出てすこし散歩。
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昔ながらのお煎餅屋さん
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アートギャラリー
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明治28年創業の染物屋やさん
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金太郎飴屋さん

ほんと、昔ながらのお店がいっぱいで雰囲気あります。古いお店をリノベーションしたような新しいBARとの共存も良い。大通りに出ればさすがにコンビニくらいはあるけど、安かろう不味かろうなチェーン店は殆ど見当たらない。
もはや手遅れかもしれないけど、この谷根千みたいな地域を他にももっと意識的に残していってほしいもの。
これまで在ったものを躊躇なくぶっ壊して、金にものいわせた、どれも同じような大型商業施設のある街、飽きましたよね。
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そして根津神社へ。東京10社のひとつらしいです。知らなかった。。
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少し大柄な男の人だったら頭ぶつけそうな小柄な鳥居。
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神社を出て暫く歩くて蛇道と呼ばれるクネクネした道が続きます。住宅地なので、写真は控えめに。
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蛇道の一角に亀の子たわし専門店が。
亀の子たわしのクリスマスりーすが笑えます。売ってるのかな、これ。
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谷中ぎんざ商店街到着!
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即甘酒の誘惑に負ける。
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石ちゃんが来たコロッケ屋さんや甘味処、パーマ屋さん(美容院ではない!)、着物のリサイクル屋さん、70代女子のためのお洋服屋さん、『渡鬼』みたいな定食屋さんなどなど、古き良き時代を思わせるお店がいっぱい。
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谷中ぎんざの終焉を飾るのは『夕やけだんだん』なる階段。有名ですね。
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その隣りにある謎のトルコ料理屋『ザクロ』http://zakuro.oops.jp/
以前来たことあるんですが、トルコ人店主が強烈です。無理やりコスプレさせられるし、ずっと絡んできます。夜のベリーダンスショーはお客も強制参加の模様。お料理美味しいし、楽しいから好きですけどねσ^_^;。
ゆっくり食事したい方には絶対にお勧め出来ませんが。
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夕やけだんだんの主・みいーちゃんを背後から。いつも同じ時間帯に現れるまるちゃんというニャンコが今日は居ない、とボランティアのおばちゃまが心配していました。
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谷根千適当さんぽ、これにておしまい。タモさんみたいに街に造詣深ければもっと楽しいのかな。次にAちゃんと来る時までにはもう少し勉強しときます。
次に実現するのか不安ですが。
たしか二月に帰国するんだよな。。。
by carlee_trastevere | 2014-12-24 15:15 | 日本・東京

マントヴァに憧れて その2 〜急げ急げの巻

おはようマントヴァ。
朝8時、ホテルの朝ごはん一番乗りです。
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昨日の晩の切り売りピザがあまりに微妙すぎたので、朝ごはんが美味しい美味しい。
ベーコンもソーセージもチーズもあって良かった!
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ファサード、側面、鐘楼と、様式が全部違うドゥオモへ突撃也!
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ミサ中だったので、こっそり撮影、と。
5廊式とは豪華。16世紀ジュリオロマーノによる改装設計で今の形になったそうです。
ミケランジェロ達が手がける前、初期キリスト教様式だった頃のローマのサンピエトロ大聖堂に似せたとか。それは当時、政策を巡って対立していたマントヴァ出身の枢機卿エルコレ・ゴンザーガ(この改装事業のパトロンでもある)から法王庁への友愛のメッセージだったとも言われています。
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上だけ見ていると、舞踏の間か何かと思ってしまいそうな、上品で華やかな装飾です。
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クーポラ 「天国」
人の数かぞえようとして、早々に諦めました。
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洗礼室は14世紀半ばのフレスコ画で飾られています。近くで見たかったのに立入禁止で残念。
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初期キリスト教期の石棺
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さてここでドゥオモは退散。わすれてたけど、今日は競歩ですからね。
あと4時間でマントヴァを発たねばならぬ!
by carlee_trastevere | 2014-12-18 23:25 | イタリア

マントヴァに憧れて その1 〜鉄の女と疲れた女

ボローニャからモデナ経由で約2時間後、マントヴァへ。 ここはロンバルディア州なんですよね。
はじめて訪れる土地であり、昔からの憧れ。
ルネサンス期にはミラノ・フィレンツェ・ヴェネツィアという大国に挟まれながら、その優れた政治力で独立を維持し、 アルベルティやマンテーニャ、ジュリオロマーノ等、時の一流芸術家たちを招聘し、芸術文化が花開いたところ。
なんと言っても鉄の女且つレオナルドに自分の肖像画を依頼するもはぐかされ続けた女、且つ夫と義妹が不適切な関係だった女(汗)、、イザベラデステがパトロンとして生きたところ、、、それはぜひこの目で見なければ!
・・しかし、すでに疲労困憊で早く寝たい。 イタリアへ初めて来たとき(もう何年も前、、)は2か月間毎日みっちり朝から晩まで出歩いてたというのに、 やはり寄る年波には勝てないということ。
ま、その分わかるようになったこと、できるようになったこともあるじゃん、ドンマイ(古)♪
と自分を激励しながらホテルのある旧市街へ足を引きずりながら歩く。遠い、、履きなれてるはずの靴でまさかの靴擦れ。
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もう暗くなってるし。
それにしてもみなさんよく飲んで食べて喋るよね。
とにかくホテルはもうすぐだがんばれ。
本当はまだ明るいうちにマントヴァ入りして旧市街を散歩しつつ、
事前に調べておいた美味しそうなピアディーナ屋さんで優雅に夕飯にしようかと考えてたのに、ボローニャでゆっくりしすぎちゃったねこれが。
通りすがりの人に「このホテルどこ?」地図を見せながらと聞き、「ここだよ」と、実はすぐ目の前だったという、よくありがちなやり取りをしたあと 、無事チェックイン。 鍵の使い方が難しい以外は快適そう。
最後の力を振り絞ってドゥカーレ宮殿前を一周してみる。
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さすが、いにしえの薫りがしますわ。
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ああ、夢見たマントヴァ!
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・・・・静かすぎて寒くなってきた。。反対側の広場にはけっこう人居たんですけどね。イタリアで人の声が聞こえないと違和感ありますよね。
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当然、ドゥオモはもう閉まってる。明日出直しです。
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美味しいピアディーナは諦め、実に微妙な切り売りピザを食べて本日終了。
ホテル帰ったけど、案の定、鍵開けられなくておじさん呼びました。

嗚呼、憧れのマントヴァ。
明日は気合いの競歩で踏破が不可避な予感。
by carlee_trastevere | 2014-12-16 18:49 | イタリア

ボローニャ国立絵画館・珠玉の一枚 その2

週末に往復運賃330円かけて重い古本をせっせと売りにいったら、買い取り価格130円でした〜〜〜。。200円の損失 (/ _ ; )。

ま、そんなもんですね。あとで誰かに読んでもらえるかもしれないと考えたら、自分で捨てるよりずっと良いですね。

さてさて本日は、マスターピース オブ ボローニャ国立絵画館第2弾です。
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 パルミジャニーノ 
聖母子と聖女マルゲリータ、聖ペトロニオ、聖ジローラモ

あの、ごくたまにパルミジャーノと書く人を見かけますが、正しくはパルミジャニーノですから(⌒-⌒; )。

友人マリアと日本語イタリア語を織り交ぜつつ「北海道と沖縄どっちが楽しいと思う~?」みたいなこと喋りながら見て回ってたら、この絵の前を素通りしてしまってですね、、
シニョーラ(監視員さんじゃなくてお客さん)が、「ちょっとあんた達、この絵見なくちゃダメよ、ダメダメ!」
と指摘してくれて、そっそれはどうもご親切に、と相成りました。。

この絵はマニエリスムの鬼才・パルミジャニーノがボローニャ滞在中、聖マルゲリータ教会のジュスティ礼拝堂のために描いた作品。
よって、聖女マルゲリータが主演となって幼児キリストと親密に視線を交わし合う場面が描かれています。
美術館に納まってしまうとわからないけど、注文主や注文の目的、来歴を考えるのはけっこう大事。
ルネサンス以降、芸術家たちがそれなりの地位を得て、自分の個性を作品に反映できるようになったとはいえ、
それでもまだ注文主が大事!画家が自分の描きたいものを描くようになるのは、ざっくり印象派以降です。 

もう少し丁寧に絵を見てみると、パルミジャニーノに御馴染みーの(偶然語呂が良かったです、はは)、モデルの女の子が天使として 親しみやすくも「何かを知っている」ような、挑みかけるような微笑みを浮かべて描かれています。カポディモンテ美術館の「アンテア」にもよく似ていますよね。
彼女はパルミジャニーノがローマで出会った高級娼婦とも恋人とも言われていますが、パルミジャニーノ自身はゲイだったとも言われており、 真相はわかりません。

相変わらず人体は引き伸ばされて、聖母マリアはこれ立ち上がったら巨人だよな~と思いつつ、 マリアから聖マルゲリータへ流れるようなS字曲線が綺麗。最後に鑑賞者の視線が聖マルゲリータにとどまることも、聖マルゲリータに捧げられた教会という意味でも大事だったのでしょうか。

優美で繊細にして不思議なパルミジャニーノの世界。こういう現実と幻想が入り混じった作品て好きです。


この絵に気が付かせてくれたシニョーラに感謝しないとですねσ^_^;。



by carlee_trastevere | 2014-12-15 16:18 | イタリア

ボローニャ国立絵画館・珠玉の一枚 その1

マントヴァ編に移る前に、ボローニャの絵画館で見た作品を一枚。
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ラファエロ 聖チェチリアの法悦
1513年ごろ、ラファエロがローマ滞在時に描いたものです。
向かって左から、聖パウロ、福音書記者聖ヨハネ、聖チェチリア、聖アウグスティヌス、聖マグダラのマリアです。
西洋美術を鑑賞するときのひとつのハードルは、キリスト教の聖人たちの見分け方ですよね。彼らにはそれぞれ持物があって、それを目印にして見分けます。この絵で言うと、チェチリアは楽器で、マグダラのマリアは香壺です。いちいち覚えるのは面倒だけど、少しでも覚えておくと海外の美術館巡りが飛躍的に楽しくなります。

さて、この絵は前回ボローニャに来たときも見たのですが、その時はただ有名だから、あのゲーテが「イタリア紀行」の中で絶賛してるから(笑)、これはさぞかし素晴らしい絵なんだろう〜ふむふむ、、と眺めて終わりでした。でも今回改めて見てみて、この絵の素晴らしさが自分自身でよく分かったような気がします。
実物は画像よりもっと色鮮やかで、もっと明るい。空の色や衣の風合いとか、ほんと繊細に描かれています。約3m×約1.5mとサイズも大きめなので、部屋に入った瞬間、パッと目の前が明るくなる感じ。
地上の俗なる楽器を投げ捨て、天上の天使の歌声に聴き入るチェチリア。仰ぎ見るような表情に引き込まれます。パウロは伊達男風だし、唯一こちらを見ているマグダラのマリアは美しく左足のラインが色っぽい。

「美しい女性を描くには、美しい女性を見る」とはラファエロ発の名言。さぞかし沢山の女性を見てきたのでしょうねぇ。彼自身もイケメンでスタイルも良かったらしいし、女性の方も放っておかないでしょう。でも、37歳で早逝した理由が梅毒というのは単なる噂で、本当は過労死みたいなものだったとか。

この作品はラファエロの死後、ボローニャで活躍したカラッチやグイドレーニらの「お手本」として人気だったとのこと。

どの画家が好きかみたいな話をたまにしてて、「ラファエロいいよね」とか言うと、「あ〜日本人てほんとラファエロ好きだよね〜〜」て、なぜか見下したように日本人に返されることがあります。うるさいわ。
あのねぇ、ラファエロはイタリア人にも人気者だった訳ですが(^_^*)!!!

良いものは良い!

何時間でも眺めていたい、そんな作品です。



by carlee_trastevere | 2014-12-13 18:06 | イタリア

ボローニャ一期一会

あっという間もなく、いつの間にか12月。しかも、もう10日過ぎてる!!忘年会で食べ過ぎては自己嫌悪の繰り返しという例年の反省を踏まえて、今年は少し参加を控えてるけど、例年と変わらずなぜか太り気味。年々基礎代謝が落ちるんでしょうね。

さて、今年の思い出は今年のうちに、、かなり駆け込みですが、9月に行ってきたイタリア・エミリアロマーニャ州の思い出をば。
いやはや、今回も楽しかったです。
まず、州都ボローニャからスタート。
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さすが学生の街、活気があって賑やかです。実はボローニャは二回目で、前回は駅前でジプシーにしつこくまとわりつかれたり、自称バングラデシュ人に後つけられたりして´д` ;、あまり良い思い出はなかったんだけど、今回はバスの扉に挟まれて痛かった以外は楽しめました。
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老舗のカフェでカプチーノを飲みながら、お犬様とそのご家族御一行の様子を眺める。。写真とってたの分かったみたいで、遂にうちの子(犬)が中国に進出!!みたいなこと言ってました。中国じゃないアルよ。
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そもそも、なぜボローニャを選んだかというと、以前イタリア語を教えてくれていた日本人の方がボローニャ大学に留学していて、彼女を訪ねてみようかと思ったのがきっかけ。彼女、私より全然年下なんですけど、才色兼備で努力家でほんと凄い人です。彼女からいただいたご縁も沢山あって、感謝感謝です。
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その彼女と一緒に食べたランチ。タリアテッレアルラグーと、トルテッリーニかな。喉渇いてビールも飲みましたよ。このラグー、お肉の旨味がよく出てて、すごく美味しかったです。サービスはあんまり良くなかったけどね。ボローニャの食べ物屋事情も他の観光地とほぼ同じく、当たり外れが多いそうですが、(同じお店でも日によって違うとかも有り)ここは当たりに属するようです。また行きたいけど、店の名前忘れました。
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食後は旧ボローニャ大学・アルキジンナージオへ。ヨーロッパ最古の大学ですよね。ダンテやガレリオ・ガリレイもここ出身。写真には無いけど、内部の壁や天井に卒業生たちの紋章がこれでもか〜!!というぐらいに埋め尽くされていて、圧巻です。そうそう、ここで前の日にバスの扉に挟まれた時居合わせた日本人の母娘さんに再会しました。出会った瞬間、昨日は大丈夫でしたか!?と心配してくれました(^_^*)。娘さんはイタリア留学を目指しているそう。いまどうしてるかな。優しい穏やかな方々でした。
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アルキジンナージオで更に必見なのが、人体解剖室!天井も壁も、全て木製のこの教室にあって、中央の台だけが、冷たく白い光を放つ大理石。ぶるぶる、、(゚o゚;;。
これを取り囲むようにして学生用の席が何段か作られています。まるで劇場みたいな異空間でした。ここは晴れた日のお昼ではなくて、冬の雨の降る薄暗い日にもう一度訪れてみたいところ。ぶるぶる。。
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アルキジンナージオを出て暫く歩いたところで、ボローニャ大学で日本語を習いはじめたばかりというマリアと合流。
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最初はご両親の勧めもあり、中国語を専攻したんだけど日本語に転向したとか。まだ二十歳だって、若いわ。二十歳に戻って人生やり直したいと何度思ったことか(。-_-。)。でも、もし戻ったとしても、また同じような間違いを犯すのでしょうねぇ。
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ボローニャのシンボル的存在の斜塔。片方は上れるみたいだけど、もはやそんな体力も気力も残されてないので外から眺めるだけ(#^.^#)。
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しかし、食欲は衰えず。
フルーツ系がオススメらしいので、シングルでいちご一点買い。
鎌倉で恐る恐る、ゆっくり確かめながら食べた時とは違って、ガブっといける安心感よ。素晴らしい!!やっぱりイタリアで食べるジェラートが一番だわ。。

この後マリアと2人でボローニャ絵画館を駆け足で観たあと、次の目的地に向かうために駅へ。マリアと次に会う時は、お互いの言葉がより流暢になっていることを約束して別れました。
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イタリア来たばっかりなのに、スタートダッシュ決め過ぎて既に疲れた影。マントヴァへ行って来ます!
by carlee_trastevere | 2014-12-11 21:22 | イタリア