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悲恋に浸るだけではない街

2006年、ヴェローナちょっとだけよの巻です。

ヴェローナといえば、
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『ロミオとジュリエット』の舞台となった街で、「ジュリエッタの家」はこの街一番の観光スポットです。いかにも最近つくりました的な半端なバルコニーがツボにはまる。。
ここに来たら、庭に立つ「ジュリエッタの像」と一緒に写真を撮るのがマストらしく、このお兄さんも嬉しそう。私は撮らなかったけど、次々と記念写真を撮っていく観光客の楽しそうな表情を観察してるだけで、面白かったです。
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こちらは街の中心・エルベ広場。
中世そのままの建物たちに囲まれて、雑多な(失礼!)みやげ物屋さんあり、ちょっと本格的な切り売りピザ屋さんあり、、気の向くままにぶらぶらして参りました。
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ダンテの肖像。『神曲』を書いた方ですね。色々な考え方があるけれど、ダンテの『神曲』がルネサンスの始まりの1つだったと思う。「考える人」のポーズで悩ましげですね。
フィレンツェを追放された後、ヴェローナを訪問したのを記念してこの肖像がつくられたんだっけ。
『ロミオとジュリエット』には、中世のイタリアに吹き荒れた教皇派と皇帝派の戦いというのがベースにあって、ダンテもこの戦いに巻き込まれた一人。故郷フィレンツェは主に教皇派が牛耳る街で、ダンテ自身は皇帝派でした。哀れなダンテ、故郷を追われて街を転々として、執筆活動を続けたらしいです。ここヴェローナはダンテが公式に訪れることができほど皇帝派の街だったけど、その中でも何やら複雑で激しい争いがあって、ロミオとジュリエットの悲恋が生まれたというわけです。
・・・・大変だな。
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さて、古代ローマ時代のアレーナ前の広場で、明るいうちからビール飲んじまいました。明るい太陽の下で飲むアルコールの美味さをおぼえてしまったのは、この頃だったか、、。
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こちらが、アレーナ内部。保存状態がとても良くて夏にはオペラも開催されます。
実際に中に入ってみると、ほんと巨大です。一番高い所なんかに昇ってみたら、足がガクガクしました。ここで「トーガ」を着たローマ人たちが熱狂しまくってたところを妄想して一休み。
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街をゆっくり流れるアディジェ川。こうしてみると、イタリア的というより、中欧か東欧っぽい雰囲気ですよね。イタリアには都市ごとに違う歴史があって、違う風景が広がってるけれど、このヴェローナという1つの街の中でさえ、古代から中世、いろんな時代のいろんな景色が生きていて調和しているんですね。素敵な街ですわ~。
by carlee_trastevere | 2011-03-29 01:13 | イタリア

・・・pray・・・

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ある日の朝。
サンマルコ広場の向こうに昇ろうとする朝日を眺めながらぼーっとしていました。
そしたら、「おはようございます。」とある男性に声をかけられました。
ん?待ちに待ったイタリア男の登場ではありません。
「日本人の方ですよね?すぐにわかります。」というその男性はメキシコ出身で、観光でヴェネツィアに来ているとか。なんと、日本に留学経験があるそうです。

その彼によると、世界中のどの国・街に行っても、空や海を眺めながら立ち尽くしているのは、日本人だけだそうです。「またまた~」と思ったけど、そういえばこの朝日をゆっくり眺めてるのは周りを見渡しても自分ひとり。

「自然を目の前にして、静かに佇むことができるのは、日本人の特権です。自然を敬い、自然と共に生きる日本人を僕は尊敬しています。」
そう言って、彼は友達が待っている方へ去っていきました。

自然と共に生きる日本人・・・自分にとってはそれが当たり前のようで、でも、「ああ、海外の人から見ると、やっぱりそういうことなんだなー」なんて、ちょっと納得もしながら、その短い会話を心の中で消化して、歩き始めました。

そして、あれから2ヶ月ちょっとたって、3月11日。
世界の誰よりも、自然を愛し、また自然に愛されてたはずの日本が、自然によって多くの命を奪われました。命も、家も、思い出も、これまで長い長い時間をかけて先人達が築き上げてきたものの多くが、ほんの少しの時間のうちに、失われました。
そして、今このときも、寒くて暗い避難所で、血を吐くような思いで苦しみに耐えている人がいっぱいいる。豊かなはずの日本に、電気も水も、食べ物も無い。
この危機に直面してもなお、これを現実として受け入れられない自分もいます。
ついこの前、電話で話したばかりの同僚と連絡が取れないなんて、到底受け入れられることではありません。

ただ、自分に出来ることは、心から祈るということ。
特にここ数日そう思います。
唯一絶対な神という概念を持たない日本人が祈るのは、ありとあらゆるところに宿る神々に対してかもしれない。やはり、私達は、あまりに残酷な試練を与えたはずの自然に祈るしかなく、それによって生きていくのだ、と。誰かが言った「天罰」じゃなけれど、なぜ大地が激しく揺れ動き、波が荒れ狂い、熱が火照りあがり、光が失われたのか、、、そんなことをひとり一人が少しでも考えてみながら、j人々の幸せを祈り、そのために行動をする。それが今わたしたちにできることであり、必要なことなんじゃないかなって、ふと思いました。



(まさかの話の展開でした。)
by carlee_trastevere | 2011-03-23 02:45

てくてく

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観光客たちが出歩き始める前、少し早起きしてヴェネツィアの街をとぼとぼ散歩するのが楽しみでした。自分だって観光客ですけどね。
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・・・・寒くて耳が痛い~。でも、静かなヴェネツィアをゆっくり眺められるのは良い気分★
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・・・!!クマさん!!!
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地元の人かしら。ジョガーさんたちもチラホラみかけました。こちらがぶらぶら歩いてる間に、ハイスピードで周回してきた方と再会してしまうこともありました。ちょっと気まずかったりして~。
地元の人たちにとっても、人通りの少ない朝は貴重なのでしょうね。この街に暮らせるなんて羨ましい、なんて思ったりもするけど、実際に生活するのは色々と大変なんだろうな。
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最後はジェラートを。脳天に突き抜けそうなこの冷たさよ!!!!美味しい!
イタリアへ行ったら1日2回はジェラートを食べるんですが、今の季節は真冬。ジェラート屋さんの多くが閉まってました。だから、開いてる店に遭遇しては必ず食べるようにしてました。どうでもいい努力、、。
by carlee_trastevere | 2011-03-09 22:00 | イタリア

ラザニア食べたい

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先週の日曜日はイタリア家庭料理教室の日でした~。
今回のメニューはラザニアとミモザサラダ。
ラザニアは少し手間がかかるけど、そのぶんきちんと美味しくなってくれます。
ゆっくり時間をかけて煮込んだラグーソースでつくったラザニアは最高!
キャンティワインとの相性も良いし、あー美味しかった。
こってりでほっこりです。

ミモザは春の訪れを知らせるお花らしいです。日本では桜ですけどね。
オリーブオイルとりんご酢と粒マスタードをドレッシングにしていただきました。
卵の黄身でミモザをあらわしたこのサラダ、さっぱりした甘味が身体に染みました~。
それにしても、お料理に鮮やかな黄色があると、美味しそうに見えますね。
もちろん、食べてたらもっと美味しかった~。
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デザートはイチゴのワインゼリーと先生が焼いてくださったラベンダーのマドレーヌ。
今が旬のイチゴ、ビタミンCも豊富だし、たくさん食べたいですね。
イチゴだけでむしゃむしゃ食べるより、こうやってゼリーにしたほうがいっぱい食べれるような感じかします。ワインは安すぎるものは使わないほうがいいとのこと。たしかに、風味の仕上がりが全然違います。
ラベンダーのマドレーヌは初めてでしたが、うーーん、ラベンダーってほんと癒されますね。
しつこくなくて上品で、再びほっこりです。うーーん、ほっこり。

月1回のこの教室は、イタリアの味に触れられてリフレッシュできる貴重な時間なので、毎回楽しみに通ってます。つぎのレッスンはイカ墨パスタだそう。またまた楽しみ~。
by carlee_trastevere | 2011-03-05 01:10