マントヴァに憧れて その4〜結婚の間に憧れて

雪の長野から再びイタリア・マントヴァへ。

滞在時間1時間半を切ったところで、すでに重たくなってきた足を引きずりながらドゥカーレ宮殿に到着。
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ピシっと背筋が伸びるような雰囲気。。。
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ドゥカーレ宮殿見学の目的は、アンドレア・マンテーニャの大傑作『結婚の間』を見ること!
長らく修復中でしたが、夏から秋にかけての観光シーズンということで、特別に開室していました!
『結婚の間』は、『夫婦の間』とも呼ばれていますが、結婚式場ではなく、接見室としての利用されていたそうです。
他国の大使等を迎え入れる部屋ですから、国としての立ち位置をしっかりと表明する部屋として 、その「しつらえ」は重要ですよね。

画家マンテーニャはその重要性を理解した上で、革新的な着想、技術で、この部屋を完成させました。
1465年から1474年という約10年の歳月をかけての大事業です。
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この何やら素敵な廊下を通って、、、
結婚の間とうちゃく。
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部屋全体がわかる引き写真がなくてすみません。
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まずはこのマントヴァ当主・ゴンザーガ宮廷の集団肖像画。
注目すべきは、宗教画に宮廷の人々を紛れこませて描くという形式ではなく、 純粋な肖像画の形式をとって描かれた点。
古代ローマ時代のコインのように、支配者は横顔で描く!という当時の常識を打ち破って 、正面もしくは斜めからも描いて動きを出している点。
そして、遠近法を駆使している点。
遠近法は14世紀にすでにジョットらによって広められていましたが、宮廷内ではいまだにゴシック的な 伝統が強く、遠近法を使って写実的に描かれることは稀でした。

さて、この場面は左に座っているゴンザーガ家当主ルドヴィゴに秘書が歩み寄り、次男のフランチェスコが一家で初めてバチカンの枢機卿に選出されたことを報告しているところと言われています。
これによって、ゴンザーガ家の政治的な成功、栄華を示しているのでしょう。
秘書がすぐ脇から急ぎ入ってきて、カーテンを開けているような動きが感じられますね。はみ出した右足がポイント。
右側でも、柱の前を横切って歩き回る廷臣(?)たちとか、面白い。
建築空間と一体となってイリュージョンな絵画世界と創り出したマンテーニャ、BRAVO!
それから、真正面を向いた一際小さい女性(?)は、所謂「忌み者」と呼ばれる人。
ベラスケスが描いた「ラスメニーナス」を思い出します。
あと、犬がかわいい。つぶらな瞳とか、ちょこんと出た前足が好き。ルビーノという名前らしいです。

おっと、既に長々と書いてしまったので、続きはまた後日〜(^◇^;)。。
by carlee_trastevere | 2015-01-06 12:54 | イタリア
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